名古屋大学のASEAN留学生にお越しいただきました
当山のボランティア活動の一貫として、ASEAN-NAGOYA CLUBに所属する名古屋大学の留学生をお招き、長良川花火の見学やお寺での諸行事の体験をしていただきました。
<8月5日 1日目のプログラム>
笹飾りづくり
座禅
精進料理の夕食
着物に着替えて長良川花火を見学
<8月6日 2日目のプログラム>
読経体験
茶道体験
お施餓鬼見学
ところてんづくり体験
<参加者から感想をいただきました>
■インドネシア スナルヨ・ティルトさん
私は名古屋大学大学院環境学研究科に通っているスナルヨ・ティルトです。出身地はインドネシアです。現在はナノ粒子を活かした環境汚染対策方法を研究しています。極楽寺に最初にお伺いしたときには「お坊さんはどちらかな」と思っていましたが、自分の目の前に立った優しそうなお兄さんがお坊さんでビックリしました。
一日目は笹の飾りを作り願い事を書いたり、瞑想体験したり、図書館で織田信長の展示を見たり、長良川のは花火を見たりしました。非常に楽しかったです。花火の帰りには偶然にも岐阜大学の方と一緒になり、友だちになることができました。人生、たまたまが大切だと思います。楽しい一日でした。二日目には茶道の体験や、お坊さんのお盆のお祈りや読経の体験をし、楽しく過ごしました。お寺でゆっくりとしたいなら、極楽寺にいくことを本当にお勧めします。ありがとうございました。
■カンボジア イアン・チョリダーさん
カンボジアから来た名古屋大学大学院法学研究科留学生のチョリダーです。極楽寺のおもてなしと日本の文化を体験させていただき、誠にありがとうございました。
日本の仏教と文化について色々勉強できて本当に嬉しかったです。特に、普段なかなか体験できないお坊さんのお料理をご馳走になって、とてもよかったです。また、お花火大会、大変エキサイティングでした。良いシートまで、準備していただいて、本当にびっくりしました!
やはり、皆様との楽しい会話と活動で、時間が経つのがあっという間に感じられました。幸せで忘れられない二日間になりました。重ねて御礼申し上げます。
ぜひまたお会いしてカンボジア料理も作って、お互いの文化体験をしましょう 。それでは、暑い季節の間、どうぞお体にお気をつけてお過ごしてください。
■カンボジア スリン・シムさん
私は、スリン・シムと申します。名古屋大学の法学研究科修士課程2年生です。専門は労働法でおり、日本法と比較しならがらカンボジアにおける労働災害の認定基準を中心として研究しています。10月から博士課程に入学します。
ASEAN-NAGOYA CLUBのおかげで、岐阜市に所在する極楽寺に泊まることができました。極楽寺に着いて、山田さんのご家族の皆さんが温かい心を歓迎していただきました。笹に飾る願いことを書いたことがありますが、飾るものを使ったことがなかったです。初めて自分で切って自分で飾りました。「よっしゃ」な気持ちでした。坐禅の体験は10分ほどでしたが、なかなか集中できませんでした。簡単なものではないと実感しました。そして、図書館にある信長キャラリーを見学しました。信長の宮殿は、現在に全体の形が残っていませんが、ビデオでその形をみて、山にある大きな石をたくさん使った、すごい宮殿であるとわかりました。
一番記憶残っているのは、花火大会です。いいスポットを取るために、何日も前に場所を確保していただいたことに対して、自分は恥ずかしいくらいの感謝気持ちでした。花火が顔にぶつかるくらいはっきり見えました。すごく感動しました。料理も美味しかったです。ところ天も美味しかったです。
■カンボジア チンケット・メターさん
名古屋大学大学院法学研究科の博士課程1年生、チンケット・メターです。大学では、行政法の分野で「カンボジアにおける行政紛争処理制度」について研究しております。この勉強に加えて、AASEAN-NAGOYA CLUBに入って、日本の文化・ビジネス等他の分野を知る機会をいただいており、その一環として、法東山極楽寺でお泊まりし、花火大会、茶道、座禅、お経、仏教の儀式などという日本の文化を体験させていただきました。お泊まりの間、お寺の方々のフレンドリネスと優しさに感動いたしました。人見知りの私でも楽しく過ごせました。とくに、お寺の方々に、花火を見るためのいいスポットを確保し、別のお寺での儀式まで見学させていただきました。茶道の体験では、日本人のお気づかい、無駄のないかしこさは昔からあることを実感できました。また、座禅、お経の体験、儀式の見学に加え、日本のお寺と仏教等についてのおはなしができて、いろいろ勉強になりました。花火大会を除けば、すべての体験がはじめてでしたので、これからもこれらを含めて日本のことをもっと知りたくなりました。
■カンボジア ミアン・ピッチダビナーさん
名古屋大学大学院法学研究科の修士課程1年のミアン・ピッチダビナーと申します。専門は憲法で、「カンボジアにおける憲法院の違憲審査制」についてフランスと日本と比較して研究をしております。私はASEAN-NAGOYA CLUBのメンバーではありませんが、いつも先輩からASEAN-NAGOYA CLUBの話を伺ってぜひお会いしていろいろなイベントやプログラムに参加したいな〜とずっと思っていました。おかげさまでやっとASEAN-NAGOYA CLUBのみなさまとお会いして、一緒に楽しい時間を過ごすことができました。
また、法東山極楽寺で泊まらせていただき、素晴らしい花火大会、茶道、座禅、お経、仏教の儀式、美味しいお坊さんのご飯などという日本文化を体験させていただき、嬉しくて感謝しております。
極楽寺のお坊さんをはじめ、皆様は笑顔でいいおもてなしをしてくださって、お寺ではなく自分の家みたいと感じました。
機会があればまた遊びに行ってカンボジア料理会をしたいと思います。改めて今回の楽しいイベントに参加させていただき、誠に有り難うございました。
どうぞよい夏休みを!
■カンボジア サラバスさん
カンボジアから名古屋大学大学院国際開発研究科に留学をしているサラバスと申します。
8月5日〜6日にASEAN-NAGOYA CLUBが主催する旅行として、名古屋から1時間ほどのところにある極楽寺を訪れました。このお寺の素晴らしい景色や建物、住職さんのお話しを聞いて私たちの国の仏教との違いを学びました。
花火大会は、他のメンバーと同じようにとても楽しみましたが、人だかりや混雑には本当に驚きました。その夜は、生まれてはじめてお寺の本堂で宿泊しました。ご本尊の近くで眠ったことはとても感動的でした。翌日は早く起きて朝のお祈りをしました。このお祈りも私たちの国の仏教とは多少違っていました。その後は近くのお寺を訪れ、お盆のお参りを見学しました。
文化の違いを学ぶ機会をいただいたこと、そして普段の勉強の疲れを癒やしてくれた極楽寺に感謝を申し上げます。
ありがとうございました。
お越しいただきました留学生の皆さま、当山のボランティア活動にお手伝いをいただいた茶道の先生方に心より御礼を申し上げます。
極楽寺住職 山田教準